パラグアイ共和国において、コンセプシオン~ポソ・コロラド間を結ぶ全長約90kmの国家プロジェクトである国道5号線の工事が開始され、当社グループのコンクリート補強繊維「バルチップ」を用いた繊維コンクリート舗装工法が採用されました。

パラグアイは年間を通じて高温環境にあり、農産品・畜産品輸送を担う大型トラックの交通量が多いことから、従来のアスファルト舗装では轍(わだち)の発生が早く、耐久性に課題がありました。一方、一般的なコンクリート舗装は耐久性に優れるものの、初期コストが高いという課題があります。
当社はこれらの課題に対し、耐久性を維持しながら舗装厚を低減できる「繊維コンクリート舗装工法」をパラグアイ公共事業省に提案し、その技術的優位性および経済性が高く評価された結果、本工事での採用が決定しました。本プロジェクトは、パラグアイにおいて初となる本格的なコンクリート舗装による国道事業となります。
バルチップの使用により、ひび割れ抑制や耐摩耗性の向上に加え、施工の効率化およびライフサイクルコストの低減にも貢献しています。
また、日本の経済産業省は、パラグアイにおける繊維コンクリート舗装の適切な普及を目的として、同国におけるコンクリート道路および繊維コンクリートに関する国家規格策定の支援にも取り組んでいます。
当社は、パラグアイにおける実績を着実に積み重ねるとともに、その成果を中南米各国、さらには同様の課題を抱えるアフリカ地域を含むグローバルサウス諸国へ展開することで、持続的なグローバル事業成長を目指してまいります。