おもしれぇ直ぐやってみゅうが萩原工業のものづくりを支え、広げる。
フラットヤーンづくりの技術を磨き「切る、伸ばす、巻く、織る」を中核技術として歩んできた萩原工業。
そのものづくりは、「おもしれぇ直ぐやってみゅう」の精神に支えられてきました。
新しいマーケットやこれから発展する国に出会ったときの「おもしれぇ」、新しい技術の開発や最新の素材に出会ったときの「おもしれぇ」。萩原工業を「直ぐやってみゅう」に駆り立てるのは、世界中の人々に役立つ製品につながる「おもしれぇ」に出会ったときです。新しい市場をつくる、新しいものをつくる。
「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」が萩原工業を支え、広げています。
使い方が広がる、技術が広がる「フラットヤーン」。
萩原工業がフラットヤーンの技術を大切にしている理由。それは、その技術がもつ広がりの大きさにあります。フラットヤーンは、ポリエチレン、ポリプロピレンのフィルムをスリット(短冊状に切断)し、延伸することで作られる強く平らな糸です。これを織ることにより、薄く、強い織物を効率よく作ることができます。フラットヤーンを素材として用いた製品は、ブルーシートをはじめ、さまざまな用途のシートや梱包材となり、建設業、農業、物流業などで広く利用されてきました。また、フラットヤーンを作るための中核技術の応用で作られた産業機械や産業資材も広く社会生活を支える製品となっています。
フラットヤーンの技術は、まだまだ広がる可能性を持っています。その可能性を広げ、広く社会に役立てることが私たちの使命です。
萩原工業を支える3つの力
市場開発
さまざま技術で新たな用途
萩原工業の製品は、建築・土木、農業、印刷、レジャーなど、幅広いジャンルで利用されています。各業界との情報交換や新たな要望によって製品開発が行われ、ヒット製品も数多く生まれています。
国内外の展示会へ出展
製品の展示会に積極的に出展することで、マーケットの開拓を行っています。国内だけではなく、東南アジアやヨーロッパの展示会にも出展しており、そこをきっかけにした引き合いも多く、着実に実績を上げています。
海外を拠点にした市場開拓
海外12ヵ国の拠点で製造・販売を行っています。言語や生活習慣はもちろん、商流や物流にもそれぞれの国で違いがあるため、各国でのマーケティングを活かして市場の開拓を行っています。
自社を知り尽くした営業部門
萩原工業の営業部門の特徴は、開発や製造に携わっていた社員が多いこと。そのため、世の中に存在しない製品を求められた時でも、それが萩原工業で実現可能かどうか、即座にジャッジすることができます。
技術力
「切る、伸ばす、巻く、織る」の中核技術
萩原工業を長らく支え、これからも中心となる技術が「切る、伸ばす、巻く、織る」という技術です。ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムを「切る」ことが第一段階。それを「伸ばす」ことで、強度の高いモノフィラメントやフラットヤーンが出来上がります。これを「巻く」ことで、さまざまな製品に利用できる状態になり、「織る」ことによって、製品化されます。この中核技術は、合成樹脂事業はもちろん、現在エンジニアリング事業の中心的な製品であるスリッターにも活かされています。
切る
ポリエチレン、ポリプロピレンのフィルムを短冊状に正確に切断する技術。
伸ばす
切断されたフィルムを伸ばす技術。強度が増し、強い繊維をつくることができる。
巻く
モノフィラメント、フラットヤーンと呼ばれる化学繊維を効率的に巻き取る技術。
織る
化学繊維を織ることで、さまざまな目的に利用できるシートや袋を織る技術。
製造機械開発から生まれたエンジニアリング事業
萩原工業の強みのひとつが、製造設備を自社開発できることです。萩原工業の歴史を紐解けば、フラットヤーンの製造設備一式をプラントとして輸出していたこともありました。製造現場と製造機械開発が一体となることで、萩原工業の製造設備は飛躍的に進化を遂げました。現在、その工学技術は、エンジニアリング事業部門に引き継がれ、スリッター、ワインダーなどの製造に活かされています。
カイゼン提案年間5,000件超
製造業にとって、日々の業務を見直し、非効率な部分を見つけていくことは重要な要素です。小さな改善点でも積み重なれば、会社全体として、大きく効率化が進むことになります。社員ひとり一人の意識で、年間5,000件を超えるカイゼン提案が行われています。
製品の使われ方
市場と技術をつなぎ合わせるのは、「製品」です。社会が求めている機能を製品として具体化することで、市場のニーズに応えることができます。また、新しい市場を開拓することもできるのです。
工場内の製造工程。
熊本城の修復現場を覆うシート。
サッカーグラウンドでのプロジェクションマッピングのスクリーンとして使用されたシート。
スリッターのテスト機