パラグアイ共和国の国道12号線において、「バルチップ」を用いた繊維コンクリート(FRC)舗装工法が採用され、2026年2月より施工が開始されました。
本プロジェクトは、米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)の融資による国家インフラ事業です。2026年3月10日には、同行ワシントン本部の関係者が現地を訪問されました。あわせて、パラグアイ公共事業通信省および日本の国土交通省からも関係者が参加し、工事の進捗状況を視察されました。

本件は、パラグアイ共和国の国家プロジェクトにおいてFRC舗装が採用された、国道5号線に続く事例であり、同国でFRC舗装工法が相次いで採用されています。
視察当日は、FRC舗装における施工プロセスや品質管理手法について説明が行われました。あわせて、施工コストの効率化に加え、耐久性向上によるライフサイクルコスト(LCC)の低減といった、FRC舗装工法の特長についても参加者に紹介されました。
インフラ整備の観点から、FRC舗装の導入は、サプライチェーンの強靱化にも寄与します。同国を含む多くの国々は、アスファルト材料を輸入に依存していますが、国内生産が可能なコンクリートを活用することで、輸入依存度を低減し、安定した資材調達を図ることが可能となります。現在の国際環境を踏まえると、輸入依存度低減は、同国を始めとする国々の重要な課題の一つです。
当社は今後も、「バルチップ」を用いたFRC舗装の普及を通じて、日本政府、各国政府および国際機関との連携を一層強化し、持続可能で高品質なインフラ整備の実現に貢献するとともに、海外市場におけるさらなる事業展開を推進してまいります。